晴れた月夜に種を蒔く
Blooming in the moon glow
ゆきの・文
ari.co.designは、おしゃれだ。
デザインを制作している本人におそらく、その自覚はないだろう。
サステナブルWEBデザイナー ari.co.design
大手WEB企業でSEやWEBディレクターとして20年以上のキャリア。
現在は、サステナブルな世界と世の中をつなげる仕事をしている。
主な仕事内容は、サステナブルな人々の活動やその想いを届けるためのWEBサポート。
WEBディレクション、WEBサイト制作、WEBデザイン、 写真撮影 、映像制作 と多岐にわたる。
そのデザインは、実におしゃれで目を惹く。
また、作品をつくりだす彼女自身もおしゃれである。
つくりだされる作品群は、女性らしい優しい色味、想像が広がる配置、見る人に優しいわかりやすさ、シンプルさ・・と空気感をたっぷりと湛えている。
かと思ったら、次の瞬間には、泥くさく、汗くさく、温かく・・そこにはしっかりと血が流れ、体温があるのだ。
写しだす写真には、そのファインダーの向こうのさらに向こう、もっと向こうの人の想いや生きざま、生まれ育った土着風景すらも感じる。
ari.co.designは、こんなにもときめく作品をたった一人でつくりだしている。
いや、一人ではなく、顧客と共に生みだしている。
まるで種を育てるように。土壌を見極め、しっかりと耕し、土の味にさえも気を配っている。
丁寧にていねいに・・ そんな風景が、目に浮かぶのだ。
サステナブルな世界と世の中をつなげたい
サステナブルな活動をしている人たちの想いが、もっと世の中に広がるような役目を担いたい。
そんな彼女の想いを聞いたとき、心がふるえた。
彼女もまた、サステナブルな世界、オーガニックな世界に救われたひとりであり、穏やかなその口調の奥には、いわゆるファッションにとどまるような流行りではなく、確固たる想いと覚悟を感じるのだ。
エネルギーに満ち溢れ、生きる歓びがみなぎる30才。遊びも仕事も楽しくてつい、フル稼働していた頃。
彼女は、ある日突然、パタリと動けなくなる。文字通り、起き上がることすらできなくなるのだ。
そんな状態から彼女を救いだしたのが、思いつきではじめたオーガニックな生活だった。
実際に体験し、経験しているからこそari.co.designには、嘘がない。
その想いも作品もリアルなのだ。
彼女の根本には、その舌で確かめた土の味、石の感触、月夜にかがやく種のエネルギーが、血潮のごとく流れている。
彼女の想いや言葉にどこか樹々の香りや潮の匂い、暖かく吹きつける風を感じるのは、土着風景である大磯や葉山に通ずるなにかがあるのだろうか。
ari.co.designは、究極におしゃれで、究極にカッコいい。
そのカッコよさは、顧客と向きあう姿にも溢れている。
「HOWではなく、WHYを大切に」
ari.co.designのモットーの一つである。
顧客の依頼に対し、HOW(手段)ではなくWHY(どうしてそれをしたいのか)と依頼を受けた際、まず最初にじっくりと考えるそうだ。
その意図は「目的を明確にすることで、本当にその方法や手段が、最善なのか?」を導きだすためである。
彼女の言葉を借りると「 【WHY(なぜその活動をしているのか、どんな未来を実現したいのかといった想い)】をまず「共有する」。
共有する理由は、「描く未来を明確にすることで、その未来を実現するのに最適な道筋をつくっていく」という彼女らしい、依頼主へのやさしさに溢れている。
彼女の想いからは、わたしが書きだす表面的な意味よりも、はるかに丁寧で、あたたかい眼差しを感じ取ることができるだろう。
依頼主にとっての最善を導きだしたい、想いを具現化したいという彼女の強い意志が、そこには、はっきりと感じられるのだ。
ari.co.designが顧客と生みだす作品に その人の生きざまや体温を感じるのは、こんなところに理由があるのかもしれない。
ari.co.design は、その人に最適なものをと一緒に悩み、一緒に生みだしてくれるのだ。
その心意気も過程も痺れるほど、カッコいいのである。
もし、あなたが “想いの種をかたちにしたい。その芽をしっかりと育てたい。”
そう思っているのなら、どうか – ari.co.design – を訪れてみてほしい。
あなたの想いが、ゆっくりとカタチになり、命の光を纏うその瞬間。
ひとつの想いが、世界の風景を変えていくのを
あなたは、きっと確信することだろう。
– 完 –
著者 ゆきのさん のこと
本ストーリーは、魅力抽出マイスター ゆきのさん が丁寧に丁寧にインタビューを重ね、綴ってくださったものです。
わたし自身では到底出てこない美しい言葉たち。自分では表現しきれていなかった想いやわたし自身のことを、わたし以上に理解し、これほどまでのリアルなことばを紡いでくださったことに、読むたび、心が震えます。
わたしには勿体無いことばたちですが、常にこのような想いを持ち続けられるひとでありたい。そして、サステナブルな未来に貢献する活動を続けていきたい、という気持ちがさらに強く感じられるようになりました。
この先、迷うこともあると思いますが、そのたび、このストーリーに救われると思います。
ひとりひとりの魅力を丁寧に抽出し、幸せな未来を見せてくださるゆきのさんの世界。ぜひ一度、ふれてみていただきたいです。