Photo / Sustainable
美しくやさしい革命家 アリス・ウォータース
わたしが最も影響を受けているひとのおひとり
Alice Waters / アリス・ウォータースさん
彼女の活動は多岐にわたっていて、「オーガニックの母」、「スローフードの母」などと呼ばれ、地産地消、オーガニック栽培、食の安全、ファーマーズマーケット、Farm to Table など、今、や食のトレンドとなった重要なコンセプトを実践し、「おいしい革命」「スローフード革命」を世界中に大きな影響を与え続けている、美しくやさしい革命家
彼女のライフワークのひとつとしてわたしが愛してやまない活動、それが
Edible Schoolyard(エディブル・スクールヤード/食育菜園)
これは、学校の校庭に広大な畑を作り、生徒が作物をともに育て、ともに調理し、ともに食べ、生命(いのち)のつながりを学ぶ取り組みで、さまざまな教科を畑の中で学ぶことを通して、子どもたちの人間として、成長を促す機会となっています。
この活動は、アメリカのバークレー/カリフォルニアのとある公立学校でアリスがスタートし、今では全米のみならず、世界中に広まり、日本でもエディブル・スクールヤード・ジャパンのもと、複数の公立小学校などで実践が広がっています。
この活動の撮影する多くの機会をいただいてきたのですが、毎回毎回、そこでうまれるこどもたちのさまざまな表情に涙をしてしまうのです、、
「伝える」ということ
その実践の場のひとつである、東京のど真ん中、茅場町のビルの屋上につくられた「Edible KAYABAEN」をアリスが訪れた日のこと
それは、アリス著の「スローフード宣言」という本の日本語翻訳本の発売を記念して、アリスが日本を訪れた10日間のツアーの最後の日でした。
彼女は、この場でエディブル教育の授業を受けている近所の公立小学生のこどもたちの授業に参加
ほんの短い時間の滞在でしたが、彼女の「在り方」が多くのこどもたちやおとなたちを魅了し、出会うひと 出会うひとを一瞬で 少女のように 少年のようにしてしまっていました。
その彼女を撮影させていただく中、彼女からふと発せられたひとことが、強く強く私のなかに印象に残っています。
Edible KAYABAENのガーデンツアーで目をキラキラと輝かせ、少女のように楽しんでいる様子のアリス
ふと、力強い声で
「これをしっかりと伝えてください」
と。
すごく私ははっとしてしまって
こういうの好き、楽しい、今日も幸せだったな、って
自分や仲間の中だけで終わるのでなく
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より多くのひとに伝え、こういう世界があること、想いがあること
必要なひとに届け続けないといけないんだと
それは、革命家である彼女の強さを垣間見た瞬間でした。
アリスの想いがわかる記事はこちら。「スローフード宣言」の翻訳者であり、通訳者としてもアリスのことばをわかりやすく伝え続けてくれている小野寺愛ちゃんの記事です
アリスの背中が語ること
この写真は、ガーデンツアーの中で、ぱくぱくっと枝豆を味見したアリスが
次の瞬間、枝豆の鞘を手に握りしめコンポストへむかう姿
この何気ない一幕ですが
彼女の「背中」がすべてを語っていたように感じたのです
わたしは、まだまだ背中で語れる人間ではないので
「ことば」と「写真」で伝えていくことから挑戦していきたい
そう強く感じた1日になりました。
これまでの道のりが想像されます
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この日アリスは、多くの印象的な言葉をさらにわたしたちに届けてくれました
“We Are What We Eat”
食べることは、生きること
“Delicious Solution”
おいしい解決策
“Beauty is a language of care”
写真撮影時、ご要望に応じて、リール動画などの動画制作や、撮影した写真を使ってのバナー制作 も承っています♩
撮影前に、撮影したお写真を何の媒体でどのように使用したいか等も合わせて丁寧にヒアリングさせていただいています。WEB媒体やSNSで使いやすい構図や形での撮影も得意ですので(WEBデザイナー兼フォトグラファーなので❤︎)、お気軽にお問い合わせください。